日本屈指のロックフィルダムを探訪

今年は台風の当たり年のようで天気の安定するはずの7月8月が苦戦です。それでいて猛暑も身体にこたえます。それでも海の日を利用して北海道道南の海岸線、そして8月に入ってすぐに白川郷を中心にした長良川、庄川の渓谷を回ってきました。どちらも有名な観光地ですから今までに複数回訪れていましたが、やはり道の駅巡りという目的を持っていると今まで以上にあちこちを回りました。景勝地の連続ですからちょこちょこ道路わきに車を止めて写真を撮りました。本来であればもっと空が抜けている写真が撮れたはずなのですがやや残念です。

「大日岳」と「桜の郷荘川」の間のひるがの高原が長良川と庄川の分水嶺になっているようでしたが気が付いたのですが素通りしてしまいました。福井県の大河川の九頭竜川の奥に「九頭竜」という駅があります。これは福井側からですと100kmもあります。岐阜県側からだと白鳥から20km少しですので行って戻ることにはなりますが今回R158を走りました。長良川沿いのR156からはいってすぐに道は標高を稼ぐためにループになっています。でもそれと関係なくもう1本高架式の道路があります。そちらは東海北陸自動車道からつながっている油坂峠道路で整備されています。一般道路のR158は1.7車線の酷道でした。帰りもナビは下の道を指示したため往復酷道を通る羽目になりました。

でも2車線に入ってからは九頭竜湖が本当にきれいで気分も爽快になりました。九頭竜湖は九頭竜ダム(旧長野ダム)の人造湖で貯水量は全国3位の大きさです。午後には御母衣ダムも見ましたが高さはそれぞれ128m,131mと日本屈指のロックフィルダムです。ちなみに一番は揖斐川の上流の徳山ダムです。こちらは去年「夜又ヶ池の里さかうち」から「うすずみ桜の里・ねお」に行く時に検討しましたがあまりにも道が悪そうなので断念しています。ロックフィル式のダムは全国にありますがあまり見たことがありませんね。見た目も石を積み重ねただけでアーチ式の黒四ダムや重力式の佐久間ダムのような美しさがありません。なぜ岐阜と福井の間に作られているかというとダム周辺の地盤がきわめて脆弱だったからだそうです。見栄えは良くなくても当時は東洋のピラミッドと言われ大変な事業だったようです。樹齢500年の荘川桜が埋もれてしまうというので移し替えたエピソードも有名ですね。

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