1日で3アルプスを見てきました

今年の駅巡りは終了と決めていましたが、一昨日は小春日和に誘われてついついまた出かけて来てしまいました。それも遠出をして、噴火で行きそびれていた御嶽山をぐるっと回って来ました。中央道の中津川ICからR257,R41,R361と走り伊那ICに戻るコースで、まさに御嶽山を3/4周する感じです。

御嶽山は民謡で歌われていますからだれでも知っている山なのですが、意外と姿かたちを目にすることのない山です。富士山のように単独峰で3000m級の山なのですが、頂上が吹っ飛んでいるせいもあり、まわりの山がブロックしていて見渡せる場所がほとんどないのです。昨年R19中山道を通りましたが、「木曽福島」や「三岳」から御嶽山を見ることはできませんでした。今回もR257とR41からは見えませんし、一番近い「南飛騨小坂」からも見えませんでした。唯一見えたのがR361の岐阜長野の県境の長峰峠付近から開田高原の向こう南西方向にその全貌が見えました。残念ながら14時ころで太陽が頂上付近にありもろに逆光となってしまいきれいな写真は撮れませんでした。それでも遮るものがないためスケールの大きさを実感することができました。山の南側からはいまだに噴煙が登っていてまさに桜島を思い起こします。この付近は道が狭くカーブも多いので駐車できる場所は限られていますので注意が必要です。

途中御嶽山のロープウェイの方に行こうとしたのですがビュースポットはなく引き返したのですが何とびっくり、秀麗な雪をかぶった山が見えるではありませんか。そうです。乗鞍岳だったのです。こちらは太陽の日を浴びて白く青く光っていました。地図を見てやっと気づきました。R361木曽街道は御嶽山と乗鞍岳の丁度真ん中を走っていたのです。

そういえばR41からR361に入ったあたりでは北アルプスが焼岳あたりまで見えていました。冬山とは違って雪の量も丁度良く素晴らしい山並みを見ることができました。さらにR361を下ってR19に出る前あたりでは木曽駒ケ岳を中心とした中央アルプスを見ることができましたし、R19を北上してすぐに右に折れてR361単独となって中央アルプスを貫通する権兵衛トンネルを抜けると伊那盆地に出てその先には南アルプスが連なっていました。ですから1日で飛騨山脈、木曽山脈、赤石山脈の日本3アルプスを全部見たことになります。それも雪が積もりだした快晴の日に目にすることができ最高の一日でした。

ついでに蛇足ですが、その日はさらに富士山、八ヶ岳、北岳も中央道から見ています。

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